明鏡止水
こんにちは、とるてです。
明鏡止水 このブログのタイトルにもなっている言葉です。
現代社会で人々は、非常に多くの情報にさらされています。
無意識のうちに、情報が頭の中、心の中に入り込んでくる日々。
そんな時、ホッと一息ついて思い出したい言葉ですね。
明鏡止水とは
辞書的な意味は、次のとおりです。
明鏡止水 意味
- 邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。▽「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。「鏡」は「けい」とも読む。
明鏡止水 出典
- 『荘子そうじ』徳充符とくじゅうふ
明鏡止水 句例
◎明鏡止水の心境
明鏡止水 用例
- ただただ一切の思慮を捨ててしまって妄想や邪念が、霊智をくもらすことのないようにしておくばかりだ。すなわちいわゆる明鏡止水のように、心を磨き澄ましておくばかりだ。<勝海舟・氷川清話>
出典:新明解四字熟語辞典
正に写真のような水面。
日々いろいろな情報、そして他人の言動によって、私たちの心は乱されています。
そういった心を、明鏡止水のように、落ち着いて動じないよう鍛錬したいですね。
うつ病と相対する
うつ病に罹ると、頭の中、心の中は雑念で満たされてしまいます。
次から次へと湧き出てくる雑念。
止めようとすればするほど、勢いを増して放出される雑念。
うつ病に罹ったからというよりも、罹る原因の1つが、こういった思考状態、癖です。
明鏡止水の心持ちとは、真逆、相対する状態といえるでしょう。
結局このようなうつ病の症状は、自分で対策を立てることが肝要です。
瞑想を取り入れる
明鏡止水の状態を日頃から意識して、自分の中に取り入れなければなりません。
うつ病と闘う(共存する)には、こういった思考の修正が必要です。
認知療法という手立てもありますが、ここでは瞑想をおススメします。
瞑想はただ単に目を瞑っているわけではありません。
意識をどこにもっていくかは瞑想方法により異なりますが、どれも心を落ち着かせ、過去や未来に縛られることなく、”今”に集中させます。
人が何か技能を習得するために日々鍛錬を積むように、心を明鏡止水の状態に近づけるために、日々の鍛錬が必要なのです。
瞑想を日々続けることで、普段心が乱されそうなことがあっても、すぐに”今”に立ち返られるようになっていきます。
さらに、普段から”今”を生きられるようになり、人生が充実してくることでしょう。
その都度その都度気付く。
こうすることで、うつ病の呪縛からも解き放たれていきます。
雑念に振り回されない。明鏡止水の心持ちで、日々過ごしていきたいものです。