明鏡止水☆色即是空

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うつ対策法、婚活、日本一周旅行、公務員回想録を主としたブログです

うつと自殺

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こんにちは、とるてです。

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回はうつ病と自殺について、前々から気になっていたことを調べてみました。グラフや図などのデータから、うつ病について考察していきます。

 

うつ病発症率

 2012年のWHOが作成した、うつ病発症率マップがこちらです。

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7年前とはいえ、意外や意外、日本は低いほうになっていますね。ただし以降のデータにもいえますが、うつ病は特に顕在化しにくい病気であり、病院に行かない患者もいることから、鵜呑みにすることはできません。

 

日本は未だにうつ病に対して偏見が強いと感じるため、余計に隠れうつが多い気がします。うつ病患者の75%程が受診していないというデータもあるとか。

 

自殺率

こちらが自殺率マップです。 

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これを見ると、日本は自殺率が非常に高いことが分かりますね。ロシアや南北朝鮮等と共に真っ赤です。

 

日本はうつ病患者が少ないほうなのに、自殺率が高い、と読み取れます。そのまま捉えれば他の原因で自殺する人が多いのかな?って思えますよね。では次のデータはどうでしょうか?

 

自殺の原因

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自殺原因の約半分を占める健康問題の、更に約半分を占めるのがうつ病+統合失調症です!これを見たら、うつ病と自殺の相関はかなりありそうですよね。その他の精神疾患の数値も10.1%とありますので、見過ごすことができません。

 

うつ病患者数の推移

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昭和期に比べて、一気に増えています。うつが社会に認識されてきたということを除いても、この増加率は見過ごせません。年々増えていることから、平成23年以降のうつ病患者数も気になるところです。

 

考察

さてここまでいくつかのデータや図を紹介してきました。まずうつ病は個人の資質というよりも社会環境がかなり影響していると感じました。ですので現代に生きている人にとっては、切っても切り離せない病気です。生涯をとおして、15人に1人は罹ると言われています。

 

最近は過労死や悪質な環境でうつを発症して自殺、というニュースも目や耳にします。ですが昔は週6勤務が当たり前でしたし、日本の労働時間は異常なほど多かったというデータがあります。それが現代では少なくなってきています。

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ようやく他の国と同等程度の労働時間となったと言えるでしょう。それでもうつ病患者は増えている。自殺者も増えた。なぜ??

 

まとめ

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私としては次のように考えました。

  1. 人との繋がりが希薄になったことにより、孤立化、考え方が偏る。
  2. SNSの普及により、匿名性から他者に対して攻撃的、すぐキレる。
  3. インターネットの普及により、情報過多となり余裕がなくなる。
  4. 監視社会・詐欺等により、不審、不信となり心が開けない。
  5. 非正規・派遣が広まり、将来に対する不安が増加。
  6. 経済停滞により、年収が増えない、物価は上がって生活が苦しい。
  7. 貧富の差が広がり、厭世観や失望感を持つ。

これまでもいくつか記事にしてきましたが、現代の環境では、いつ誰がなってもおかしくないのが、うつ病だと思います。このような社会になったのはなぜか?誰が得しているのか?

 

自分を守るのは自分です。自分の頭で考えることが大事です。流されるまま、メディアの情報を鵜呑みにすることの危険性を認識しましょう。私はその気持ちを、また再認識することができました。

 

様々なデータを見てきましたが、目に見えてこないデータや、複雑な事柄が絡み合っていることは間違いありません。うつ病等の精神疾患に罹ってしまうと、自殺率が格段に上がってしまいます。

 

自衛する意味でも、常日頃から自分の心の声を聴く癖をつけましょう。そうすることで「おかしいな?」と敏感に感じ取ることができるようになりますし、些細な事柄や心の声にも反応することができるようになります。自分を労わり、自分を守りましょう!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。m(__)m

 

記事作成日 2018年04月09日

最終更新日 2019年05月14日