公務員を辞めたい人へ~実際に辞めた私からのメッセージ~
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は【公務員を辞めたい人に向けたメッセージ】をお届けします。公務員を辞めたある一人の男のメッセージと思って気軽に読んでみてください^^
なぜ書こうと思ったか
最近、このブログを見に来てくれるかたは、どのような人が多いかな?と思って調べてみたんです。当然はてなブログの読者様や、スターやブクマをしてくれるかたは分かります。では検索で来てくれるかたは、どのようなワードで来てくれるのか?
すると意外な事実が発覚したのです!!
それは、「公務員 辞めた」というキーワードが圧倒的に多かったのです。w(°0°)w ホットな記事なら分かりますが、もう随分前に書いた記事なのにです。
それほどまでに「公務員を辞めたい人」若しくは同じように「公務員を辞めた人」が多いことに驚きました。ですので、今一度整理して書きたいと思い、まとめることにしました。
私が公務員を辞めた理由
これに関しては、ぜひこちらをご覧ください。詳細が書いてありますので、先にこちらを読まれることをオススメします。
私が公務員を辞めた理由は
- 仕事内容が合わなかった
- 元妻の呪文
です。
元妻の呪文は特殊だと思いますが、仕事内容が合わなかったことについては、当てはまる人も多いんじゃないでしょうか?
特に行政・事務といった人にとっては、全く関係性の無い部署に飛ばされる(異動する)こともよくあることで避けられません。
公務員を辞めたい理由
今の世の中は先行き不透明ということもあって、公務員の人気は非常に高いです。実感は不景気ですが、一部では景気は良い、経済は成長している、と言われてますね。そこにツッコミを入れたいところですが、それはおいておきます(笑)
さて、公務員を辞めたい理由は大体次のとおりではないでしょうか?
- 仕事がつまらない
- 人間関係が嫌だ
- 給料が低い
- やりがいが感じられない
- 他にやりたいことがある
それぞれ見ていきましょう。
仕事がつまらない
これは公務員に限ったことではないと思いますが、幅広い業務で多くの部署が存在するため、自分の希望通りにならない可能性は必然的に高くなりますね。
それもあって、興味のない部署へ配属されると、このように感じるようです。理想高く入庁したものの、想像と違った!という場合も同じでしょう。
人間関係が嫌だ
これも公務員に限ったことではありません。避けて通れないものでもありますが、多少なりとも運が左右してしまいますね。自分自身の性格等も左右されますので、一番難しい問題かもしれません。
しかし公務員という職業の人は、変わった人が多いのもまた事実です。これは公務員と民間を両方経験している私自身の実感と、他の公務員の人の話、様々な情報をトータルで見た実感です。
保守的な人が圧倒的に多く、変化を嫌う。面倒くさがりで、噂話は大好き。税金をもらってることを忘れ、住民に対して感謝の気持ちが無い。
もちろん善良な公務員もいますが、残念ながらこういう人は本当に多いです。
給料が低い
このように考えているかたは、恐らく大企業・一部上場企業といった民間企業の給料と比較しているのでしょう。若しくは友人や知り合いにそういった人がいる。
そのような意味では合っているとも言えますが、中小企業も含めた世間一般から見ると、多くもらっているのが事実です。正直仕事内容からしたら、十分多くもらっていると思いますね。
公務員を辞めたい理由が「給料が低い」の場合は、後述の「他にやりたいことがある」では無い限り、慎重になったほうが良いです。
給料だけ見て仮に民間へ転職できたとしても、公務員という組織からの転職では非常に苦労する可能性が高いでしょう。
やりがいが感じられない
これも公務員に限ったことではありません。しかし公務員の転職検討理由としてよく挙がるのが、やりがいが感じられないという理由です。なぜ、やりがいが感じられないのでしょうか?
それは公務員という特殊性にあるでしょう。利益を全くといっていいほど追求しない職業ですので、基本的には与えられた役割を前例踏襲でミスなくやることが求められます。
より良い改革案などは毛嫌いされ、変化を嫌う環境ですので、やる気のある若手もどんどん保守的にならざるを得ません。
そのため一定数の若手はこのタイミングで辞めていきます。前例踏襲で保守的。思考停止できる人は良いでしょうが、仕事にやりがいを求める人にとっては退屈な環境です。
しかし人によってはその中でもやりがいを見つけられますので、あくまで個人差があると言わざるをえませんが、民間に比べたらやりがいは低いと言えるでしょう。
他にやりたいことがある
これはぜひとも公務員を辞めて、やりたいことを優先してほしいです。そして一番心残りしない理由だと思います。
迷うとしたら公務員の安定性、福利厚生等だと思いますし、家族がいれば尚更でしょう。しかし、チャンスは歳を重ねるほど少なくなっていきます。そのような想いを抱き続けたまま、公務員人生を続けますか?
それもまた人生でしょう。しかし思い切ってチャレンジしてみる勇気も大切です。自分の想いに正直に生きている人、例え給料が低くなっても、やりたいことをやって生きている人や、自分で決断した人生を歩んでいる人は、輝いて見えます。
もちろん、本人も楽しそうに生きている人が多いですね。
公務員のメリット
ただ、辞める前に考えてほしいのが、公務員のメリットです。これも以前の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
いかがでしょうか?民間企業にはないメリットがたくさんあります。これらを踏まえた上で、決断されることをオススメします。
なんといっても福利厚生とボーナス、退職金は魅力的ですね。しかも最低限やることをやっていればクビになりません。公務員のメリットは、他にはなかなかないものという認識も必要です。
それでも公務員を辞めたい
このサイトに検索で辿り着いたかたは、公務員を辞めたいと思っているはずです。漠然と考えている人から具体的に辞めたいと考えている人、辞めたいけど不安がいっぱいの人、辞めた人の事例が知りたい人、様々でしょう。
上記で挙げた公務員を辞めたい理由のどれに当てはまるか分かりません。もしかしたら他にもあるかもしれません。それでも一つの指標として、次のことを参考にしてみてください。
公務員を辞めるべきか?
◎他にやりたいことがある
〇やりがいが感じられない
△仕事がつまらない
△人間関係が嫌だ
✖給料が低い
これはあくまで指標ですが、他にやりたいことがある人はぜひやりましょう!やりがいが感じられない人も、やりたいことを自分自身に問いかけてみて、もしやりたいことがあれば前向きに検討すべきです。
しかし仕事がつまらない、人間関係が嫌だ、という場合は、転職したとしても同じ状況になる可能性があります。すると公務員のほうがメリットがある場合が多いので、後悔してしまうことになります。
異動というのは残酷なところもありますが、逆に言えば現在の環境から抜け出せるということにもなりますので、異動を待つというのも手段の一つですね。もしどうしようもない状況でしたら、よく考えた上で、辞めるという選択もアリです。
給料が低いという理由では、公務員を辞めないほうがいいです。ただし先程も書きましたが、やりたいことがある場合は辞めて給料が高い企業へ転職するべきでしょう。給料だけを見た転職ですと、余程の覚悟が無い限りは大変です。
給料が上がったけど福利厚生は・・・となりますので、よくよく考えた上で納得できる場合のみ、辞めても良いのではないでしょうか。
公務員事情
公務員と言えば、バブルの頃には見向きもされず、不景気になったら人気が出ました。景気が良ければバカにされ、悪くなれば憧れの職業になる。しかし不景気時には目の敵にされるなど、決して花形の職業ではなく、いつの時代も厳しい目を向けられるのは事実です。
公務員人気は続いており、現在でも公務員試験の競争倍率は高いです。ということは、やはり世の中不景気(不安定)なんでしょう。高校生や大学生の将来の夢や就職希望先ならいざ知らず、小学生の将来の夢に公務員と書かれていたのを見た時には驚かされました。
これでいいのかと。親が小さい頃から言い聞かせてるのではないかと。もちろん親が公務員で、本心から目指している子もいるかもしれません。しかし夢が公務員ってどうなのか?と考えさせられます。
さてそんな公務員も、最近ではきな臭いニュースが多くなってきました。顕著なのは各省庁自治体の不祥事、隠蔽、忖度でしょう。ここでは深く言及しませんが、隠蔽体質、忖度の横行には辟易します。
政治家や議員の言いなりになる公務員に魅力があるでしょうか?忖度の真偽もさることながら、政治腐敗や省庁腐敗は、近い将来、必ずや報いが来ると思われますので、目先の利益だけで公務員に憧れを持たないことが大切です。
財務省職員の自殺等もありましたね。このようなことからも、実際に退職している職員もいるようです。そして敬遠している人も増えているみたいですね。
自分で考えて決断すること
辞めたいと思っても、周りの意見に流されて決めては後悔します。公務員を辞めたほうが良いという配偶者や家族、友達等は少ないと思いますが、私のような場合もあります。私はそのため、当初後悔したこともありました。
しかし大事なことは、自分で決めることです。自分で決めることの大切さについては、以前このような記事を書きました。
自分でしっかり考えた上で出した結果については、例え後悔することがあっても引きずらず、「自分で決めたことだから仕方ない」と思えます。しかし他人任せにした結果については、いつまでも後悔してしまいます。
私は「やりがいが感じられない」ことで辞めたのと同時に、元妻の意見に流されて辞めたこともありましたので、やはり少し後悔しました。しかしその後は自分で決めて再度転職しましたので、そこについては後悔はありませんし、もちろん今となっては公務員を辞めたことは全く後悔していません。
いずれにしろ、公務員を辞めることを検討しているかたに伝えたいのは、最終的には自分で考えて決めてほしいということです。突発的にではなく、いろいろとシミュレーションしながら決めてください。
その結果決めたことであれば、後悔することは無いでしょう。公務員を辞めるにしろ辞めないにしろ、人生についてじっくり考えたことはプラスになります。
あなたのその決断を応援しています!
最後までご覧いただきありがとうございました。m(__)m
その他の公務員記事
上記で紹介した以外にも次のような記事がありますので、参考にどうぞ☆
記事作成日2018年8月24日
最終更新日2019年10月12日