明鏡止水☆色即是空

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うつ対策法、婚活、日本一周旅行、公務員回想録を主としたブログです

うつと罪悪感

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こんにちは、とるてです。

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は罪悪感について考察していきますのでお付き合いください^^

みなさんは何か罪悪感を持っていますか?

うつ病等の精神疾患を患っているかたは、罪悪感によるものですか?

様々なパターンがあると思います。

 

罪悪感とは?

漢字から連想されるのは、『罪(つみ)』『悪(あく)』『感じる』ですね。

罪に対して、悪いと感じる。

これが一般的に普及している意味でしょうか。

 

辞書的な意味は次のようになります。 

罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち。「罪悪感に責められる」 

  

犯罪に限らない

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犯罪とは、その名のとおり罪を犯す】という意味ですので、犯した罪、つまりは既にやってしまった事実を表しています。

ここで注目したいのが、罪悪感の意味です。

 

もう一度辞書的な意味を見てみましょう。

「罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち。」

 

そうです、思う気持ちなんですよね。

ですので罪悪感とは、必ずしも犯罪(罪を犯した事実)に限らないのです。

そのように思う気持ちによって生み出されるものなのです。

 

犯罪に対しての罪悪感

これは当然、罪悪感を感じるべきでしょう。

犯した罪に対して償う。

これは一般的な人間の感覚であれば、罪悪感を感じるでしょうし、被害者や第三者も感じてほしい、感じるべきだと願うでしょう。

 

ところが罪悪感を感じずに平然としている人がいるのも事実です。

図太い神経というか、なんというか・・・

この辺りは後半で言及します。

 

無罪に対しての罪悪感

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これは本当に不思議なことです。

「罪が無いのに、罪悪感を感じる」

「罪が無いのに、悪いことをしたと思う」

 

通常では考えられない感覚ですよね。

普通であれば「そんなことあり得るの?」という声が聞こえてきそうです。

ですが、あり得るのです!

 

うつ病と罪悪感

それは、うつ病と大きな関連性を持っています。

うつ病にも様々な要因がありますが、この罪悪感によって苛まれている人も多いのが事実。

 

そもそも罪悪感を感じる前提として、本人の育ってきた環境や教育、宗教等が大きく影響してきます。これらがその人の内面を作り上げます。

 

そして人それぞれに、規範意識、ルールといったものが存在するようになるんですね。

その規範意識に反すると自身が判断した、感じた時点で罪悪感が生ずるのです。

 

うつ病では、「罪が無いのに、悪いことをしたと思う」がために、自己否定をしてしまいます。そんな馬鹿な、と思われるかもしれませんが、これがうつの思考です。

 

うつの思考

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何でもかんでも自分の罪に感じるといえばかなり重度になりますが、身近で自分に関連すること、そのようなもので自分に責任が無いものに対して罪悪感を抱くということは、うつ病の人には多々あることです。

 

「私が手を貸していれば・・・」

「あの時相手が私を罵ったのは、私がいけなかった・・・」

「もっと完璧にこなしていれば・・・」

 

このような【たられば】に意識を支配されます。

そしてよく言われるように、完璧主義者がなりやすいのもうつ病の特徴。

実際には自分に責任は無いのに、ああしていれば、こうしていれば、とシミュレーションしてしまうのです。

 

無限ループ

職場の改善等でよく目にしたり聞いたりするPDCAサイクルは、上手く回せれば好循環のループと言えるでしょう。

犯罪に対する罪悪感についても、このアプローチができれば良いです。

 

ところが無罪に対しての罪悪感、とりわけうつ病に関しては、非常に危険と言わざるを得ません。

それは、自分に責任が無い、問題が無いからです。

 

  • P(計画)・・・自分に責任が無い問題に対して、どうすべきか考える。
  • D(実行)・・・やらなくてもいいことをやる。
  • C(評価)・・・自己評価が低いため、悪い評価を下す。
  • A(改善)・・・更に自分に責任が無い問題を見つけて罪悪感を感じ、悩む。

 

このような悪循環のループに陥ってしまいます。

本来自分に責任が無いことですから、解決するような問題ではありません。

そのため、無理矢理問題点を探し出そうとし、自己嫌悪に陥るのです。

 

罪悪感を感じる(無責) → 後悔する → 問題点を探す → 気を回す → 疲れる → 自己嫌悪に陥る → 意識を変えようとする → 周りが気になる → 罪悪感を感じる(無責)

 

うつ病ではこのような終わりのない、無限ループが続いてしまいます。

 

信念を持つ

この無限ループから脱出するには、極論、自分が自分を救うしかありません。

そのきっかけは、何かの本かもしれないですし、身近な人の言葉かもしれません。

数多あるサイトのどれかかもしれない。

はたまた、海外旅行や冠婚葬祭、何がきっかけになるか分かりません。

 

しかし最終的には、自分が「うつ病を治したい」「過去は振り返らない」

「自分に責任が無い罪悪感は感じない」そういった強い意志が必要です。

そのような信念を持つことが、無限ループから脱出する第一歩となるのです。

 

私自身、このようなループにハマり、絶望の淵にいました。

でも様々な本や言葉、サイトに出会い、絶対に治したいと思いました。

そしてこのような罪悪感は感じる必要が無い、自分は悪くないんだ、そう言い聞かせながら、少しずつ意識を変えていきました。

 

正直、未だに苦しくなる時はあります。

でも、無限ループにハマることはありません。

それは信念を持っているからです。

 

自分にやさしく

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うつ病の人や、完璧主義者の人は、自分に厳しすぎます。

もっと自分を労わってあげてください。

そして、悪くないこと、自分に責任の無いことにまで罪悪感を感じる必要はありません。

 

これは当たり前のことなんです。

だから、今これを読んでいるこの瞬間、自分にやさしくしてあげてください。

そして激しく波打っている心を感じ、深呼吸。

少し、落ち着きませんか?

 

冒頭『犯罪に対しての罪悪感』で書いた、『罪悪感を感じずに平然としている人』に比べたら、あなたはとても良い人なんです。

最近では政治家や官僚、各団体のお偉いさん、その他いわゆる社会的に地位のある人達の悪行が暴かれ始めました。まだまだ氷山の一角でしょう。

 

このような人達は、これまで罪悪感を感じることなく、平然と悪さを働いてきました。

バレなければいい、騙されるほうが悪い、そういった意識で。

普通の人なら罪悪感を感じてやれないようなことも。

 

もっと酷いのは、バレてもしらばっくれている人達です。

証拠が無ければいい、嘘をついてもいい、認めなければいい。

 

何でもありです。

三権分立が正常に機能していない、おかしな状態です。

 

ですから、こういった人達に比べたら何てことないんです。

むしろ人間味が溢れていると言えるでしょう。

周りを気にしすぎず、気も回しすぎない。

自分を労わって、疲れさせない。

 

今感じている罪悪感、本当にあなたに責任があるものですか?

ぜひその無限ループから、自分を解放してあげてくださいね☆

 

最後までご覧いただきありがとうございました。m(__)m

 

記事作成日 2018年8月8日

最終更新日 2020年2月12日

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