法句経(ダンマパダ)一日一話
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は私が苦しかったときに読んで、救われた本を紹介しますね。
この本はこれまで5回ほど読み直しました。
人間、忘れやすいものです。
しかしそれを除いても何回も読む価値がある本だと思っています。
その本とは…
原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話
アルボムッレ・スマナサーラ(著)
です。
とても読みやすい本で、その名のとおり、一日一話という形で読むことができますので、毎日無理なく読むことができますよ^^
簡単に中身を紹介しますね。
全部で50の項目から成り立っていて、それぞれ3~4ページで構成されているため、5分程度で1項目を読むことが可能です。
50の項目から、私が特にいいな、素敵だな、と思った項目を抜粋します。
- 怒るといちばん最初に自分が汚染される
- 怒りは自分を破壊し他人を破壊する
- 生きるということは他の生命を奪うこと
- すべての争いはプライドがあるから起きる
- 欲と怒りで心身が消耗する
- 過去を思い悩むのは不幸になる訓練である
- 自我は苦しみを生むおおもと
- 自分が自分にたいしてひどいことをする
- ものに依存しない生き方
- 「知っている」と思う者が愚か者
- 心によい癖をつける
- わたしたちは依存症にかかっている
- そのつど、そのつど、気づく
書きたい項目ばかりでしたが、この辺りで止めておきますね(^-^;
それぞれの項目はまず初めに、法句経(ダンマパダ)つまり経典を日本語に直訳した文が書かれており、その後に具体的な説明という形式で構成されています。
この説明は、スマナサーラ氏が説法という形で説かれています。
いかかでしょう?
何か気になった項目はありましたか?
もちろん順番に読んでいってもいいですが、自分が気になったところからも気軽に読むことができますので、とっつきやすくなっています。
宗教的なことが色濃くなると敬遠されるかたもいらっしゃると思いますが、この本は仏教、つまりお釈迦様の教えを読みやすく紹介していますので、「仏教ってどんなだろう?」という好奇心でも良いですし、「毎日苦しい。何か楽になる本はないかな?」という助けを求めているかたにも、オススメできる本ですよ。
そして著者のスマナサーラ氏が冒頭で書いている一文に興味をそそられました。
お釈迦さまは人びとにたいして、「これはよくないから、やめなさい」としかることもなく、「ああしなさい、こうしなさい」と命令することもありません。もちろん「地獄に堕ちる」「罰が当たる」などといって、人びとを脅し束縛することもありませんでした。
もう一つ。
お釈迦さまは、真理とは「普遍的でなければいけない。矛盾があってはいけない。例外があってはいけない。だれもが実践できることでなくてはいけない」と述べられています。
この「ダンマパダ」を、「いいことばだなあ」と名言のように味わうだけではもったいないことです。教えは、実生活に活かされてはじめて意味をもちます。
これを見て、まさに自分が今求めていることだなあ、と思ったのです。
常識を疑い、正しいこととは何か?
そう考えていた時に、真理というものに興味を持ちました。
そしてそれを実生活に役立てていきたい。
この思いがこの本には凝縮されているのです!
仏教は私にとって、とてもやさしいものだなあと感じています。
排他的ではないですし、読んでいると心が落ち着いてくるんです。
腑に落ちるという言葉がぴったりですね。
読むタイミングは個人それぞれで構わないと思いますが、オススメは寝る前です。
とても穏やかな気持ちで入眠することができますよ^^
私の愛読書の一つでした☆
興味を持ったかたは、ぜひ読んでみてくださいね。