うつは心の風邪?
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
みなさん一度はタイトルの言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
うつは心の風邪
最近ではうつに対する社会的な認知度も高まり、理解が進んでいると思われます。しかし残念ながら、まだまだ健常者からしたら異端であり、軽蔑の対象になっています。
ところが現実はとても恐ろしい病ではないでしょうか?
決して脅しているのではありません。
うつは心の風邪?
みなさんは風邪と聞くと、どのようなことを思い浮かべますか?
例えばこのようなイメージではないでしょうか?
- 誰でもかかる可能性のあるもの
- 軽度なもの
- すぐに治るもの
- かかっても仕事や学校へは行ける
- 気合で治るもの
- 体調管理できていない自分が悪い
- etc…
おおよそ間違ってはいないと思います。
ではうつに関してはどうでしょうか?これに当てはめてみてください。
罹患していない人から見たら、同じに感じるかもしれません。
ですが実態は・・・
うつは心の風邪じゃない!
誰でもかかる可能性があり、環境や性格が大きく影響していると思われます。
そしてかかってしまった時の対処の仕方によって、その後の回復に大きな違いが生まれてしまう病気でもあります。
長引いている人は、絶望、失望、無気力、不満、怒り、様々な感情が渦巻いていることでしょう。私もそうでしたし、今でも心の中でくすぶっています。
そして他の病気と違いハッキリと原因が分からなかったり、手術等のような対処方法が確立されていなかったり、肉眼で見えなかったり(体内も今ではCTや内視鏡等で見えます)、ぼんやりしているところが、うつという病気の恐ろしさに拍車をかけています。風邪とは全く違いますよね。
罹患しないと分からない
ここからは罹患した人にしか分からない項目かもしれません。
実際にうつで苦しんでいる時に、周りが気遣ってくれたりしますが、最初は優しくてもだんだんと態度が変わってきたりして、余計に傷ついてしまいます。
結局のところ、うつに罹患していない人、下手したら医者ですら、ホントの気持ちに寄り添うことは不可能ではないでしょうか?
あまりに無知な人や心無い人からの一言は、それが優しい言葉であっても、怒りを覚えてしまうものです。心当たりありませんか?そうであっても、決して自分を責めないでください!それは当たり前のことなんです。
- 「大丈夫だよ!絶対治るから!」
- 「うつは大変だよね。でもまだ軽くて良かったじゃない。」
- 「私もうつになりそうだった時があってね~。私の時は…(延々と自分語りを聞かされる)」
罹患していない人からすれば、「え?なんでこれで傷つくの?」って思うでしょう。
ですが、罹患した経験のある人、現在も闘っている人は分かるんじゃないでしょうか?
うつになると物事に対する受け取り方が卑屈になりがちで、天邪鬼になってしまうのです。言葉を裏読みしてしまったり、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。
例えばこの場合は、それぞれ次のように感じたりします。
- 「なんで絶対治るなんて言い切れるの?」
- 「こんなに苦しんでいるのに、軽いなんて言わないで!」
- 「あなたの話なんて聞いてないよ。早く終わらないかな。」
うつの人は常に内面で闘っています。本当に相手のことを思ってかける言葉はもちろんいいですが、軽い気持ちでかける言葉には注意してくださいね。
さいごに
今回は「うつは心の風邪じゃない!」というテーマで書きました。風邪のように対処方法が確立されていて、ほぼ数日で治るものとは全く違います。
ですからこのような認識が浸透してしまっては困るのです。
うつで苦しんでいる方々が、一人でも多く寛解へ向かいますように。
そして皆が生きやすい社会になりますように。祈っています。(-人-)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。m(__)m
うつ克服方法の記事もいくつかアップしておりますので、よろしければ「こころ・うつ病」のカテゴリを覗いて見てくださいね。