池江璃花子選手(競泳)まさかの白血病・・・過去に白血病だった選手や有名人は?
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
昨日まさかのニュースが飛び込んできました。TVや新聞で取り上げられていますのでみなさんご存知だとは思いますが、競泳の池江璃花子選手が白血病とのこと…今日は池江選手と白血病について書いていきたいと思います。
池江璃花子選手
池江璃花子(いけえ りかこ)選手は、2000年生まれの18歳、将来を嘱望されている競泳の選手です。身長も171cmと恵まれていて、スラっとした姿が印象的ですね。世界的にはこれからという選手ではありますが、日本やアジアでは敵なしです。
得意種目は自由形とバタフライですね。競泳に興味がある人なら池江選手のことはこれまで見聞きしたことがあるかと思いますが、幼少期から注目されていました。彼女の特徴は、なんと言ってもその長いリーチ!実に186cmもあり、身長に対する割合では、長いと有名な男子選手をも上回っています。
これまでの成績
オリンピックではメダル獲得には至っておりません。自由形はレベルが高いですし、100mバタフライも日本記録を更新しながら5位という結果になりましたね。200mバタフライでは星奈津美選手が銅メダルを獲得しました(リオオリンピック)。
しかし当時は16歳の高校1年生だったわけですし、まだまだ伸び盛りなので、特に悲観するものではありませんでした。彼女はメドレーリレーのメンバーとしても大事な一員であり、2020年の東京オリンピックに向けてかなり注目&期待されていました。
実際に2018年の各大会では素晴らしい成績を残しましたのでご紹介します。
【パンパシフィック水泳選手権】
- 金メダル 100m バタフライ
- 銀メダル 200m 自由形
- 銀メダル 400m 混合メドレーリレー
- 銅メダル 400m メドレーリレー
【アジア競技大会】
- 金メダル 50m 自由形
- 金メダル 100m 自由形
- 金メダル 50m バタフライ
- 金メダル 100m バタフライ
- 金メダル 400m フリーリレー
- 金メダル 400m メドレーリレー
- 銀メダル 800m フリーリレー
- 銀メダル 400m 混合メドレーリレー
パンパシフィックは環太平洋地域の国々が参加する大会ですので、強豪国のアメリカやカナダ、オーストラリアが参加しています。ですのでこの成績は素晴らしいですね。
アジアでは実に6種目で金メダルを取っています。これは日本人初の快挙であり、大会MVPにも輝きました。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったのです。
2020年東京オリンピックでは20歳で迎えることになり、自他共に最高の形で臨むことができると思っていたことでしょう。ちなみに日本記録も2018年8月12日現在で、個人種目12個、リレー種目9個持っています。➡池江璃花子 - Wikipedia
白血病とは?
そんな池江選手がまさかの白血病・・・ニュースを見たとき一瞬何のことだか分かりませんでした。白血病のイメージは、血の癌、最悪死に至る恐ろしい病気、そういったものを持っていました。
専門的には次のように書かれています。
白血病(はっけつびょう、Leukemia)は、「血液のがん」ともいわれ、遺伝子変異を起こした造血細胞(白血病細胞)が骨髄で自律的に増殖して正常な造血を阻害し、多くは骨髄のみにとどまらず血液中にも白血病細胞があふれ出てくる血液疾患である。
白血病細胞が造血の場である骨髄を占拠するために造血が阻害されて正常な血液細胞が減るため感染症や貧血、出血症状などの症状が出やすくなり、あるいは骨髄から血液中にあふれ出た白血病細胞がさまざまな臓器に浸潤(侵入)して障害することもある。
治療は抗がん剤を中心とした化学療法と輸血や感染症対策などの支持療法に加え、難治例では骨髄移植や臍帯血移植などの造血幹細胞移植治療も行われる。大きくは急性骨髄性白血病 (AML)、急性リンパ性白血病 (ALL)、慢性骨髄性白血病 (CML)、慢性リンパ性白血病 (CLL) の4つに分けられる。
引用元:白血病 - Wikipedia(以下、同じ)
専門用語は難しいですが・・・罹患率は次のようです。
高齢者人口が1997年より増えた2005年の日本の統計では高齢化によって白血病も増えており、2005年国立がん研究センターの統計では日本では年間9000人が白血病に罹患し、人口10万人あたり7.1人の罹患率となっている。
そのうち男性が約5300人女性が約3700人で男性の10万人あたり罹患率は8.3人、女性では5.9人となっている。2005年の日本では67万6千人が新たにがんに侵され、人口10万人あたりでは年間529人のがん罹患率なので白血病は全がんの1.3%を占めている。地域別では九州・沖縄で白血病が多いがこれは地域特性のある成人T細胞白血病(後述)の発症率の差によるものである。
これが多いのかどうかは分かりません。確率でいったら低いですが、それでも年間にこれだけの人数が罹っているということは見過ごせません。
原因は抜粋すると次のようです。
骨髄で極めて若い造血細胞の遺伝子に1つ以上の遺伝子異常が後天的に起きて白血病幹細胞が発生し、白血病幹細胞が数千億から1兆個もの白血病細胞を生み出して骨髄を占拠するようになると発症するものと考えられている。
つまり、誰にでも起こる可能性がある、ということですね。今回有名な池江選手ということで注目されましたが、全国各地で罹っている人がいるということですから、決して他人ごとではありませんよね。
白血病に罹った有名人
みなさんは白血病に罹った有名人というと、誰を思い浮かべますでしょうか?
私は夏目雅子さんを思い浮かべました。調べてみた情報ですが、次のような有名人の方達が白血病に罹ったようです(抜粋)。
- 夏目雅子さん 女優 27歳(死去)
- 本田美奈子さん 歌手 38歳(死去)
- 中島忠幸さん 芸人 35歳(死去)(コンビ名:カンニング)
- アンディ・フグ 格闘家 35歳(死去)
- 吉井怜さん 女優 36歳(18歳の時に発症)
- 渡辺謙さん 俳優 59歳(29歳の時に発症)
- 大塚範一さん アナ 70歳(63歳の時に発症)
- 早川史哉さん サッカー 25歳(22歳の時に発症)
残念ながら亡くなっているかたも多くいます。ここに挙げなかった有名人のかたも本当にたくさんいますので、難しい病気だということは間違いないでしょう。しかし現代医療の発達等から、復帰して頑張っていらっしゃるかたがいるのもまた事実です。
復帰された方達からは、次のようなメッセージが発信されているようですね。
池江選手の回復を祈る
白血病になってしまった以上、池江選手には療養していただき、治ることを祈るばかりです。他人が「オリンピック残念だな、せっかくメダル取れるチャンスだったのに」と言ったところで、一番残念なのは池江選手本人ですから。
あと、東京オリンピックは諦めて治療に専念してほしいです。とてもじゃないですが、無謀だと思いますし、それが闘病の活力になればまだしも、焦って悪くなってしまっては元も子もありません。
競泳選手として復帰できるか否かよりも、生か死かという問題なんですから、メディアがあまり騒ぎ立てないことを祈りたいです。肉親であるおばあさんも次のようなコメントを残しています。
池江選手が白血病を克服し、元気な姿を見せてくれることを願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。m(__)m