【2019プロ野球ペナントレース閉幕!】各チームの成績やタイトルをまとめてみました~広島カープの惨状についても~
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
長かったペナントレースも、昨日をもって全日程が終了しました!選手の皆さん、お疲れさまでした。今回は2019年を振り返ってみると共に、個人的に感じた事などを書いていきたいと思います。
セ・リーグ順位表
勝 | 敗 | 分 | 差 | 得 | 失 | 本 | 盗 | 打率 | 防率 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 巨人 | 77 | 64 | 2 | 優勝 | 663 | 573 | 183 | 83 | 0.257 | 3.77 |
2位 | DeNA | 71 | 69 | 3 | 5.5 | 596 | 611 | 163 | 40 | 0.246 | 3.93 |
3位 | 阪神 | 69 | 68 | 6 | 0.5 | 538 | 566 | 94 | 100 | 0.251 | 3.46 |
4位 | 広島 | 70 | 70 | 3 | 0.5 | 591 | 601 | 140 | 81 | 0.254 | 3.68 |
5位 | 中日 | 68 | 73 | 2 | 2.5 | 563 | 544 | 90 | 63 | 0.263 | 3.72 |
6位 | ヤクルト | 59 | 82 | 2 | 9 | 656 | 739 | 167 | 62 | 0.244 | 4.78 |
巨人が5年ぶりの優勝を果たしました!CS進出を果たしたのは、DeNAと阪神です。各部門の1位と最下位は次のとおりです。
- 得 点 1位 巨人 最下位 阪神
- 失 点 1位 中日 最下位 ヤクルト
- 本塁打 1位 巨人 最下位 中日
- 盗 塁 1位 阪神 最下位 DeNA
- 打 率 1位 中日 最下位 ヤクルト
- 防御率 1位 阪神 最下位 ヤクルト
データだけを見ると、必ずしも数字の良し悪しで順位が決まっているわけではないことが分かりますが、ヤクルトに関してはやはり断トツで悪いですね。防御率が他球団より約1点多いというのは致命的でしょう。
巨人は得失点差がやはり良いです。しかし中日も巨人と共に得失点差がプラスなんですが、結果は5位。この辺りに勝負強さの差が出ていますね。
セ・リーグ個人タイトル
打者 | |||
---|---|---|---|
打率 | 鈴木誠也 | 広島 | 0.335 |
本塁打 | ソト | DeNA | 43 |
打点 | ソト | DeNA | 108 |
安打 | 大島洋平 | 中日 | 174 |
盗塁 | 近本光司 | 阪神 | 36 |
出塁率 | 鈴木誠也 | 広島 | 0.453 |
投手 | |||
防御率 | 大野雄大 | 中日 | 2.58 |
勝利 | 山口俊 | 巨人 | 15 |
勝率 | 山口俊 | 巨人 | 0.789 |
セーブ | 山崎康晃 | DeNA | 30 |
中継ぎ | ロドリゲス | 中日 | 44 |
奪三振 | 山口俊 | 巨人 | 188 |
打率・出塁率トップは広島の鈴木選手でしたが、これを生かせなかった広島は痛いですね。本塁打は終わってみればやはりDeNAのソト選手でした。昨年もでしたが、終盤の量産は見事なものです。
中日の大島選手は念願のタイトルですね。巨人の坂本選手と争っていましたが、試合数も多く残していたこともあり、精神的に余裕があったのかもしれません。阪神の近本選手は新人ですが、盗塁王は見事です!赤星選手の再来なるか!?
投手部門はやはり巨人の山口選手が凄かったですね!ノーヒットノーランも達成しましたし、調子が良いときは手が付けられない強さでした。DeNAの山崎選手は若いのにすっかり守護神の地位を確立しています。他球団を見ても、守護神の固定は安定感が違いますからね。
中日のロドリゲス選手も一時期調子落としてましたが、特に序盤は無双状態でした。そして最終戦で防御率タイトルを奪取した中日の大野選手も見事の一言です。昨年とはうってかわって、安定感が素晴らしかったですね。
パ・リーグ順位表
勝 | 敗 | 分 | 差 | 得 | 失 | 本 | 盗 | 打率 | 防率 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 西武 | 80 | 62 | 1 | 優勝 | 756 | 695 | 174 | 134 | 0.265 | 4.35 |
2位 | ソフトバンク | 76 | 62 | 5 | 2 | 582 | 564 | 183 | 113 | 0.251 | 3.63 |
3位 | 楽天 | 71 | 68 | 4 | 5.5 | 614 | 578 | 141 | 48 | 0.251 | 3.74 |
4位 | ロッテ | 69 | 70 | 4 | 2 | 642 | 611 | 158 | 75 | 0.249 | 3.9 |
5位 | 日本ハム | 65 | 73 | 5 | 3.5 | 560 | 586 | 93 | 48 | 0.251 | 3.76 |
6位 | オリックス | 61 | 75 | 7 | 3 | 544 | 637 | 102 | 122 | 0.242 | 4.05 |
西武が2年連続の優勝を果たしました! CS進出を果たしたのは、ソフトバンクと楽天です。各部門の1位と最下位は次のとおりです。
- 得 点 1位 西武 最下位 オリックス
- 失 点 1位 ソフトバンク 最下位 西武
- 本塁打 1位 ソフトバンク 最下位 日本ハム
- 盗 塁 1位 西武 最下位 日本ハム、楽天
- 打 率 1位 西武 最下位 オリックス
- 防御率 1位 ソフトバンク 最下位 西武
見事に西武とソフトバンクの2強に分かれました。ソフトバンクが逃げ切るかと思いきや、最後に西武がかわしたので、パ・リーグは最後まで優勝争いが白熱しましたね。西部は得点も失点も1番多く、これで1位とは珍しい例だと思います。
一方、楽天とロッテのCS争いも白熱しましたが、日本ハムは途中から急激に調子を落としてしまいましたね。オリックスに至っては終盤に上がってきたものの、結局は最下位に落ちていってしまいました。
得失点差がプラスの球団が4球団もあって驚きですが、これはセ・リーグとの交流戦の影響が色濃く出ているんでしょう。盗塁数も極端ですし、数字を見るとパ・リーグのほうがDHもあって、殴り合いの様相を呈しています。
パ・リーグ個人タイトル
打者 | |||
---|---|---|---|
打率 | 森友哉 | 西武 | 0.329 |
本塁打 | 山川穂高 | 西武 | 43 |
打点 | 中村剛也 | 西武 | 123 |
安打 | 秋山翔吾 | 西武 | 179 |
盗塁 | 金子侑司 | 西武 | 41 |
出塁率 | 近藤健介 | 日本ハム | 0.422 |
投手 | |||
防御率 | 山本由伸 | オリックス | 1.95 |
勝利 | 有原航平 | 日本ハム | 15 |
最高勝率 | 山岡泰輔 | オリックス | 0.765 |
セーブ | 松井裕樹 | 楽天 | 38 |
中継ぎ | 宮西尚生 | 日本ハム | 44 |
奪三振 | 千賀滉大 | ソフトバンク | 227 |
打者部門は見事に西武勢が並んでいます。森選手は若くて捕手なのに早くも首位打者のタイトルを獲得しました。これは野村克也(1965年)、古田敦也(1991年)、阿部慎之助(2012年)に続く史上4人目で、パ・リーグ捕手では54年ぶりの快挙です!
そこに山川選手や中村選手、秋山選手に金子選手・・・考えただけでも恐ろしい打線ですね。打撃部門では日本ハムの近藤選手が、出塁率のタイトルに割って入りました。それだけ四球を選んでいるということでしょう。
投手部門は意外にも下位のチームから多く出ました。オリックスの山本選手は滑り込みで防御率のタイトルを獲得しましたが、1.95は凄い!最高勝率の山岡選手もいますし、オリックスはチームとしてテコ入れしないともったいないです。
日本ハムの有原選手は今年良かったですね。中継ぎは非常に打ちにくい宮西選手と、日本ハムも5位なのが不思議なくらいです。楽天の松井選手はすっかり守護神という感じですが、ちょっと負け数も多いのが気になります。入団当初は守護神になるとは思いもしませんでしたね。
そして奪三振王はソフトバンクの千賀投手。あのお化けフォークのキレは凄いですね。227奪三振は圧巻です。昔の野球とは比較できませんが、野茂選手やダルビッシュ選手並に奪三振を今後もとってほしいですね。ノーヒットノーランも達成して素晴らしいシーズンでした。奪三振率は歴代最高?の11.33です。
広島カープ
ここからはファン歴30年の広島カープについて書いていきます。昨年まで3連覇を果たし、今年こそは日本一を期待してシーズンを見守っていました。オープン戦でも好成績を挙げ、今年もいけるかな?と思ったものです。
しかしシーズンが進むにつれて、丸選手や新井選手の抜けた穴が大きくなってきました。新井選手は精神的な支柱であり、選手にとっても頼れる存在。不調時に連敗を重ねたのは、この部分も大きかったと思いますね。
以前にも記事にしましたが、交流戦や交流戦明けのジェットコースターのような連勝、連敗は、本当に心臓に悪かったです(;^_^A 巨人に抜かれた後は低迷しつつも、貯金はありましたし、Aクラスは大丈夫だろうと思っていました。
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・・・が、現実は非情でした。最後の最後で阪神が6連勝を飾り、Aクラスさえも維持できず、4連覇どころかBクラス転落の4位という結果に。ずっと弱い広島カープを見てきた私にとって、3年というあまりにも短い栄華でした(つд⊂)
今シーズン、丸選手や新井選手の抜けた穴は大きかったにせよ、なぜ一気に4位にまで転落してしまったのか。結果論ですが、いろいろな要因があったように思えます。
長野選手の起用
丸選手の代わりに人的補償で巨人から取った長野選手。丸選手ほどでは無いにせよ、その活躍に期待したものです。ところが蓋を開けてみれば・・・全然出場機会を与えられない!
監督がお気に入りの選手や生え抜きの選手を使いたい気持ちは分かります。しかしチームの調子が悪い時にも、頑なに起用しませんでした。それどころか代打起用など、これでは長野選手自身の調子も上がりません。
ようやく終盤になって起用し始めましたが時すでに遅し。夏に強い長野選手を活かしきれず、飼い殺しにしてしまいました。もったいなかったです。
監督・コーチのこだわり
これまで3連覇できたのは、多少なりとも監督・コーチの力もあったでしょう。しかしどちらかというと、選手が円熟期を迎えていて、それが上手くハマっていたからだと私は思っています。
しかし選手やチームが不調時にどうしたら良いのか?そこは采配、つまり監督・コーチの力にかかっているでしょう。スタメンの形を柔軟に組み替え、臨機応変に攻撃・守備の作戦も変える。
ところが今年は明らかに采配ミスで落とした試合が多過ぎました。ずっと調子の悪い田中選手を起用し続けたり、中崎投手を引っ張ったり。フランスア投手もおかしくなってしまい、クローザーを固定できなかったのがかなり痛かったです。
床田投手の勝ちを何回消したか?大瀬良投手も中盤以降はパっとしませんでした。野間選手を始め、バントもまともにできない選手も多くいたり、非常に不安定なシーズンを送っていました。
西川選手や鈴木選手など、素晴らしい成績を残した選手たちももちろんいました。ところが采配において、無死三塁や一死三塁の場面でも、無策で無得点というケースを一体何回見たことか・・・Σ(゚д゚lll) もはや迷采配です。
極めつけは・・・
勝てば自力でCS進出が決まる、ホームでの中日戦。先発は防御率トップのジョンソン投手でした。5回裏に1-1の同点に追いつき、なお一死二塁。最終戦ですし、監督は「総力戦」と言って、床田投手や大瀬良投手をベンチに入れていました。
次のバッターは石原捕手、そしてジョンソン投手。ファンならここで代打だと思ったでしょう。ところがまさかのそのまま打席へ行かせる緒方監督( ゚Д゚) やはりというか、無得点に終わってしまいます。
そして7回に中日打線につかまり、1-4とされたところで床田投手に交代。遅きに失し、今シーズンを象徴するかのようなダメな采配でした。総力戦というなら、あの場面でジョンソン投手を交代させるべきだったでしょう。
個人の勝ちよりチームの勝ちですし、防御率のタイトルもかかっています。結局これが原因で、チームは4位、タイトルは大野選手に取られました┐(´д`)┌
一方で阪神は矢野監督の総力戦の言葉通り、最後の6連勝は本当に総力戦でした。特に投手陣が凄かったですね!私はむしろ、阪神頑張れってどこかで思っちゃいましたよ(笑)貯金もないチームがCS行くのってどうだろうって。
そして広島がDeNAに勝つ、ましてや巨人に勝つなんて想像もできませんでした。ですが阪神ならどうでしょう?なんかやってくれそうという気がします*^-^*
バティスタ選手
かなりガッカリしました・・・三振も多いけどホームランも打つ。魅力的なバッターだったんですが、まさかドーピングだなんて。信じられません。
そしてその処分や対応を巡る、球団の措置。とても対外的に「OK」と呼べる代物ではないでしょう。この問題が、ある程度終盤の士気に関わってきたと思われますね。
この問題は当然終わっていません。この後どのような対応を取るのか。このまま決定なのか。ファンとしてしっかり注視していきたいと思います。
本当の気持ち
そうは言ってもカープファンの私、とても残念です(T-T) 悔しいです。ですから気持ちとしては、緒方監督と佐々岡・畝の両投手コーチの退任を望みますね。一旦現場を離れて外から見てほしいです。そしていつかまた戻ってきてほしい。
広島は球団の性質上、あまり外部から監督等を引っ張ってきません。そうなると後任が心配ではありますが、これも必要な措置だと思います。これは野球に限らず、トップがずっと一緒のままだと停滞しちゃうんですよね。
菊池選手も来シーズンは分かりません。タナキクマル時代は終わりました。鈴木選手が絶頂の今こそ、立て直してまたAクラス、優勝を目指してほしいんです!
そして小園選手や曽根選手、三好選手といった内野陣、中村選手や磯村選手、坂倉選手といった捕手陣の若手組を育て上げてほしいですね。
広島カープ、堕ちるには早過ぎる!!もう少し夢見させてください(-人-)
今後の展望
カープのことを熱く語ってしまいましたが、プロ野球のシーズンとしてはまだまだ続きます。今週末のCSを皮切りに、日本シリーズへと続いていきます。当然一番固い組み合わせは、巨人VS西武でしょう。
ところがそうは上手くいかないのが短期決戦のCSです。過去には3位のチームが日本一になったこともあります。普通に予想すれば次のようになりますね。
- 西武
- ソフトバンク
- 巨人
- 阪神
- 楽天
- DeNA
(※日本一の予想順)
やはりパ・リーグが本命でしょうが、短期決戦だと巨人にも分があるかな?と思います。
しかし敢えて大穴狙いでいきましょう。日本シリーズは
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阪神 VS 西武
そして阪神優勝!とかだったら熱いですね(笑)
もっといろいろ書きたいですが、この辺りで失礼したいと思います。たまたま触れなかったロッテについては、いい位置にいながらCSを逃したのは、広島と同様に悔しいんじゃないかな?と思いますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。m(__)m