日本カーリング選手権【ロコ・ソラーレは?】歴史も紹介します
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はカーリングについて取り上げたいと思います。冬のスポーツとして定着してきましたが、男女共に活躍しています。特に女子は人気ありますよね。オリンピックにおける歴史も振り返っていきますので、お付き合いください^^
カーリングとは?
氷の上で行われ、1対1で行われるスポーツです。1チーム4人で、先攻後攻交互にストーンと呼ばれるものを投げ(滑らせ)、サークルの中心部分を狙う競技です。各人2投ずつ投げ、最後の者が投げ終わった時点で、サークルの中心部に近いストーンを置いたチームが点数を得ます。
これを1エンドと呼び、基本的には10エンド終了時点で多く得点を得たチームの勝ちになります。単にサークル中心部に置くだけでは相手に弾かれてしまうため、頭脳プレーと戦略性、そしてストーンを投げる正確性が重要になってくるため、【氷上のチェス】とも呼ばれていますね。
より詳しい説明は下記をご覧ください。
歴史
15世紀にスコットランドで発祥したとされています。現在の公式ルールは主にカナダで確立され、1807年に王立カーリングクラブが設立されました。一方日本では1937年に山中湖上で試合が開催されたというのが最も古い記録のようです。
オリンピックの種目として正式に採用されたのは、1998年の長野オリンピックからですので、その歴史はまだまだ浅いと言えるでしょう。私はそうでしたが、この長野オリンピックからカーリングを知った人も多いのではないでしょうか?(1924年のシャモニー・モンブランオリンピックでも男子は実施されました。)
オリンピック
正式採用以降、オリンピックは6回開かれました。
日本の成績は次のとおりです。
開催年 | 開催地 | 男子 | 女子 |
1998年 | 長野 | 5位 | 5位 |
2002年 | ソルトレークシティ | - | 8位 |
2006年 | トリノ | - | 7位 |
2010年 | バンクーバー | - | 8位 |
2014年 | ソチ | - | 5位 |
2018年 | 平昌 | 8位 | 3位 |
※参加国数は、長野は8ヵ国、それ以外は10ヵ国。
※-は不出場(予選敗退)。
ご覧のとおり出場するのも難しく、メダル獲得は世界的に見ても困難でした。そんな中、平昌オリンピックで女子が銅メダルを獲得したことは大きなニュースになりましたね☆
世界的に見ると特に強い国は、男女ともカナダとスウェーデンです。
日本チーム
過去にオリンピックに出場した日本チームは次のとおりです。
開催年 | 開催地 | 男子 | 女子 |
1998年 | 長野 | 選抜チーム | 選抜チーム |
2002年 | ソルトレークシティ | - | シムソンズ |
2006年 | トリノ | - | チーム青森 |
2010年 | バンクーバー | - | チーム青森 |
2014年 | ソチ | - | 北海道銀行 |
2018年 | 平昌 | SC軽井沢クラブ | LS北見 |
ここから私個人の印象として強く残っている選手をご紹介します。
長野オリンピック男子 敦賀信人選手
初めてカーリングを知った時ですが、彼の印象が強く残っています。さわやかでかっこいいな~と思って見てました。
ソルトレークシティ、トリノ、ソチオリンピック女子 小笠原歩選手
旧姓が小野寺なので、一瞬「似た名前の人がいるんだな」と思いました(^-^; 3大会に出ている実力者ですね。ちなみにソチに出場した小野寺佳歩選手がいますが、別人です。偶然ですね。「小野寺歩」「小笠原歩」「小野寺佳歩」
トリノ、バンクーバー、平昌オリンピック女子 本橋麻里選手
こちらも3大会に出場している実力者ですね。そのルックスもあり、TVに多く出演したりして人気がありました。平昌ではキャプテン&リザーブ役として、後ろから支えていた印象があります。
平昌オリンピック男子 両角友佑選手
タレ目な顔と、変わった名字で印象的でした。男子としては20年ぶりのオリンピックでプレッシャーもあったと思いますが、結果以上に熱い戦いが多かったです。
このように見てみると、必ずしも1つのチームにずっと所属し続けているわけではないことが分かりますね。複数回オリンピックに出場している選手は、やはり実力があるということなのでしょう。
ご紹介した選手はキャプテンであり、【スキップ】ばかりでしたね(;・∀・) やはり最終投てき者は、目立ちます。カーリングにおいて一番大事ですからね。
ロコ・ソラーレ
平昌オリンピックで銅メダルに輝いたチームが、LS北見でした。そのLS北見が2018年11月の一般法人化により、ロコ・ソラーレという名前に変わりました。本橋麻里選手が代表理事となり、一線を退きました。
平昌オリンピックの活躍は目覚ましいものがありましたね。特にスキップの藤澤五月選手の正確無比なショットには魅了されました。
カーリング女子はずっとオリンピックに出続けていますし、これは歴代の選手や関係者の功績でしょう。そしてロコ・ソラーレはそれを引き継いで、第一線で活躍していることは間違いありません。
有名な2018ユーキャン新語・流行語大賞候補には、「そだねー」と「もぐもぐタイム」がノミネートされましたので記憶に新しいでしょう。その中で「そだねー」が年間大賞に選ばれましたね。
強豪・中部電力
先日、2019年2月11日~2月17日まで、第36回日本カーリング選手権大会が開かれました。実質、現時点での日本一を決める大会です。優勝チームは、後日開催される世界選手権への切符を手にすることができます。
当然女子はロコ・ソラーレが勝つものだと思っていましたが・・・優勝したのは中部電力でした!2年ぶり6回目の優勝なので、元々強いチームではあります。(過去には藤澤五月選手も在籍していたんです)
画像左から選手紹介します。
石郷岡葉純 選手 1996年6月生
北澤 育恵 選手 1996年10月生
松村 千秋 選手 1992年10月生
中嶋 星奈 選手 1997年12月生
まだまだ若いメンバーで構成されたチームですね。しかしその実力は凄かった!今大会はリーグ戦の後に変則トーナメントが行われるんですが、中部電力は10戦10勝の完全優勝でした!そのうちロコ・ソラーレとは3回対戦しました。
予選 〇中部電力 6-5 ロコ・ソラーレ✖
ト1 〇中部電力 8-5 ロコ・ソラーレ✖
決勝 〇中部電力11-3 ロコ・ソラーレ✖
※ト1は決勝トーナメント1回戦
3回も当たって3勝ということは、現時点では完全に中部電力のほうが強いでしょう。藤澤選手にいつものキレが無かったこともありますが、中部電力の選手のほうが精度が高く上手かったです。
報道の在り方
この大会の結果は、TVや新聞等のメディアで報じられました。ネットもそうですが、いくつか記事を挙げてみます。
もちろん全てではありませんが、私が気になったのはロコ・ソラーレ目線の報道が目立っているな、ということでした。写真も中部電力では無くて、ロコ・ソラーレのものが多い印象です。
TVは特に顕著で、「ロコ・ソラーレが…」というものばかりで、中部電力のことがあまり取り上げられていなくて驚きました。「もぐもぐタイム」がやたらと取り上げられる始末。
確かにロコ・ソラーレの功績は大きいですが、今回の主役は確実に中部電力ですし、実力も完全に上でした。このような偏った報道や肩入れした報道は、もっと抑えて欲しいですし、露骨にやらないでほしいですね(;^_^A
これからに期待
このように強いチームがいくつか出てきているのは、カーリング全体の底上げになりますし、今後の活躍により期待できますよね。オリンピックは4年に1回しかありませんが、世界選手権も注目です!
3月にデンマークで世界選手権がありますので、中部電力の活躍に期待しましょう☆そしてなんと・・・先程紹介した男子の両角選手ですが・・・なんと現在中部電力のコーチを務めているんです。これは心強いですね^^
ちなみに男子は、コンサドーレが優勝しました!こちらも3月にカナダで世界選手権がありますので、活躍して欲しいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。m(__)m