2019年テニス全豪オープン~日本人選手の活躍と今後の展望~
こんにちは、とるてです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はテニスで現在開催中である全豪オープンについて書いていきます。
四大大会の一つとされる全豪オープン。日本人選手の活躍は!?
四大大会とは?
テニスにおける四大大会とは、全豪オープン、全仏オープン、全英オープン(ウィンブルドン)、全米オープンの4つになります。ゴルフと似ていますが違いますのでご注意ください^^
グランドスラムとも呼ばれ、最も格が高い(賞金も高い)大会とされています。1年間に四大大会とも制覇した場合、年間グランドスラム、生涯において全ての大会で優勝経験がある場合、生涯(キャリア)グランドスラムとも呼ばれていますね。
年間グランドスラムは特に達成が困難で、これまで男女通して5人しかいません。(※以降、シングルスのみ記載。全ての選手について敬称略)
- 1938年 男子 ドン・バッジ(アメリカ)
- 1962年 男子 ロッド・レーバー(オーストラリア)
- 1969年 男子 ロッド・レーバー(オーストラリア)
- 1953年 女子 モーリーン・コノリー(アメリカ)
- 1970年 女子 マーガレット・スミス・コート(オーストラリア)
- 1988年 女子 シュテフィ・グラフ(ドイツ)
現在は四大大会のコート・サーフェスが異なることから、達成が困難とされており、まず出てこないんじゃないかと言われています。
一方で生涯グランドスラムは男子が8人、女子が10人います。(※表記西暦については達成年を表記しています)
男子シングルス
- 1935年 フレッド・ペリー(イギリス)
- 1938年 ドン・バッジ(アメリカ)
- 1962年 ロッド・レーバー(オーストラリア)
- 1964年 ロイ・エマーソン(オーストラリア)
- 1999年 アンドレ・アガシ(アメリカ)
- 2009年 ロジャー・フェデラー(スイス)
- 2010年 ラファエル・ナダル(スペイン)
- 2016年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
女子シングルス
- 1953年 モーリーン・コノリー(アメリカ)
- 1954年 ドリス・ハート(アメリカ)
- 1957年 シャーリー・フライ(アメリカ)
- 1963年 マーガレット・スミス・コート(オーストラリア)
- 1972年 ビリー・ジーン・キング(アメリカ)
- 1982年 クリス・エバート(アメリカ)
- 1983年 マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)
- 1988年 シュテフィ・グラフ(ドイツ)
- 2003年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
- 2012年 マリア・シャラポワ(ロシア)
テニスに詳しくない人でも、どこかで聞いたことがある名前があったのではないでしょうか?非常に難しい生涯グランドスラムですが、これだけ達成者がいるのは凄いことですね。個人的には全仏がクレーなので一番厄介かな?と思います。
2019年全豪オープン出場の日本人選手
2019年シーズンの幕開けとしてすぐにやってくるのが、この全豪オープンです。その名のとおりオーストラリアで開催されていますので、季節は真夏!灼熱の中での試合となるため、選手のスタミナが心配されます。
さて日本人選手は次の選手が本選に出場しました。(※順位は世界ランキング)
男子シングルス
- 9位 錦織圭
- 69位 西岡良仁
- 82位 ダニエル太郎
- 150位 伊藤竜馬
女子シングルス
- 4位 大坂なおみ
- 133位 土居美咲
残念ながら今日現在(1/22)、伊藤竜馬はエバンズ(イギリス)に0-3で1回戦敗退、西岡良仁はカチャノフ(ロシア)に0-3で2回戦敗退、ダニエル太郎はシャポバロフ(カナダ)に0-3で2回戦敗退、土居美咲はブレングル(アメリカ)に0-2で1回戦敗退、となってしまいました。
しかし男女ともに参戦できる人数は128名ですので、出場するだけでも名誉あることです。一昔前は男子は日本人選手が出場できるかどうか?くらいでしたので、今は4名も出場していて嬉しい限りです^^
さて残りの2人、錦織圭と大坂なおみは!?
錦織圭
世界ランキング9位、第8シードで出場している錦織は、順当にいけばベスト8までは残れる算段ですが、そんなに甘くないのがスポーツの世界。ここまでの成績を見てみましょう。
- 1回戦 2-2 K.マイシュジャク(ポーランド)(棄権)
- 2回戦 3-2 I.カロビッチ(クロアチア)
- 3回戦 3-0 J.ソウザ(ポルトガル)
- 4回戦 3-2 P.カレノブスタ(スペイン)
無事に4回戦を突破し、ベスト8に残りました!しかし3回戦を除いて全てフルセットの闘いで、正直スタミナが心配されます。これまでの錦織を見ていても、スタミナ切れで2週目は負けることが多いので、体力が回復することを祈るばかりです。
フルセットマッチは全てギリギリからの粘りで勝っているので、凄いとしか言いようがありませんね。負けていてもおかしくない試合ばかりでした。この粘りで次も!といきたいところですが、次の相手がこちら。
世界ランキング1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
対戦成績は、錦織から見て2勝15敗、現在14連敗中ですΣ(゚д゚lll)
ジョコビッチはここまで2セットしか落としておらず、体力的にも余力を持っていることでしょう。時間にすると4時間も多く試合をしているようです。
インタビューでジョコビッチはこのように話していました。
ジョコビッチは試合後のインタビューで準々決勝の相手が錦織だということを伝えられると、「素晴らしいニュースをありがとう!」とおどけて観衆の笑いを誘う。しかし「できればもうひとりの選手(第23シードのカレノブスタ)が勝ったという情報を伝えてくれれば良かったかもしれない」と錦織への警戒心を示した。「錦織はスピードのある選手。ここまで長い試合を戦ってきていると思うので、お互いに体力が残っていることを願う」と健闘を誓っていた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190121-00000566-sanspo-spo
これぞ王者のコメント、という印象を受けました。これまでの対戦前にも似たような発言をしていて、実際に試合をするといつもやられていました。それくらいジョコビッチは錦織に対して自信を持っているように思えます。
ジョコビッチは弱点が無く、守備力が高いことが有名です。ストロークが得意な錦織は主導権を握って、ウィナーを決めたり相手のミスを待つのですが、それがジョコビッチにはなかなか通用しません。今回も同様の展開が予想されますが、いわゆる根比べになると私は予想しています。いや、錦織が根気強くいられるかが鍵でしょう。
昨年も四大大会のうち二大会でジョコビッチに負けた錦織。次こそは…と応援にも熱が入ります。あの2014年の全米オープンでの感動をもう1度!今大会では根気強く粘りのテニスをしているので、なんとか食らいついてほしいですね。
前回の記事で錦織について紹介していますので、ぜひご覧ください☆
大坂なおみ
世界ランキング4位、第4シードで出場している大坂なおみも、錦織と同じくベスト8まで順当に勝ち進みました。ここまでの成績は次のとおりです。
- 1回戦 2-0 M.リネッテ(ポーランド)
- 2回戦 2-0 T.ジダンセク(スロベニア)
- 3回戦 2-1 シェ シュウェイ(台湾)
- 4回戦 2-1 A.セバストワ(ラトビア)
3回戦のシェ シュウェイ戦では劣勢を跳ね返して勝利を収め、その勢いのまま次のセバストワ戦でも逆転勝利を収めました。スコアよりも接戦なので、良い意味で緊張感を保てていると思います。
次の相手も格下にはなりますが、現在2連敗中の世界ランキング7位、E.スビトリナ(ウクライナ)です。昨年のWTAファイナルズでは優勝を収めるなど、かなり調子を上げている選手なので苦戦すると思われます。
しかし大坂なおみも少しずつ精神的に落ち着いて試合ができるようになってきているので、実力どおりに戦えば勝利できると信じています。こちらはいかに冷静に試合を運ぶことができるかにかかっているでしょう。
女子は群雄割拠の時代なので、誰が優勝してもおかしくありません。だからこそ昨年の全米オープンでは大坂なおみの初優勝という嬉しいニュースもありました。既にベスト8に残った8人のトップシードは大坂なおみなのです。
相変わらず強いS.ウィリアムズもいますが、準決勝での対戦が見たいですね。
注目の試合は明日(1/23)!
錦織圭VSノバク・ジョコビッチ、大坂なおみVSエリナ・スビトリナは、明日1月23日に行われます。予定時間は大坂なおみが午前9時、錦織圭が午後5時半です。どちらも勝って、ベスト4進出に期待したいですね。
ちなみに今大会の優勝賞金は・・・410万AUD (約3憶1000万円)
男女ともに同額です。凄い金額ですよね((((;゚Д゚))))
しかも毎年増加しているので、選手にとっては嬉しい限りでしょう。
こんなにもワクワクさせてくれる日本人選手に感謝感謝です*^-^*
最後までお読みいただき、ありがとうございました。m(__)m